金沢雇用推進協議会では、毎年新規学卒として採用された皆さんが、入社後一日も早く会社になじめるように、4月の入社を前に２日間の研修（セミナー編）を開催しています。今年も17社、60名の新入社員の皆さんが参加し、石川県地場産業振興センターを会場に、「基礎編」「実践編」と２日間にわたって目いっぱいの研修に取り組んでいました。
１日目（3月27日）
研修初日は「基礎編」として、金沢雇用推進協議会の玉田善明会長のあいさつに始まり、まずは協議会顧問で事務局長を務める「かが経営コンサルティング」の平野代表が「モチベーション編」として講義を担当。ペアワークやグループワークも取り入れ、入社に当たっては学生という立場を卒業し、企業人としての役割と責任をしっかり自覚することが大切だということ、またどうしたら仕事を楽しむことができるかについて、参加者と一緒に考えました。
午前の部を終え、昼食タイムでホッと一息。多少落ち着いてきたとはいえ、まだまだ心配な新型コロナウイルスの感染予防のため、静かな雰囲気の中での食事です。もちろん昼食後には会場の換気を行い、さらにスタッフが一つ一つのテーブルを消毒しました。
午後からは「マナー＆コミュニケーション編」として、企業人として仕事をするために必要な基本的なマナーや職場のコミュニケーションスキルを身につけるための研修です。担当は協議会の顧問でもある「キャリアオフィスみのわ」の蓑輪紀子代表が務めました。
２日目（3月28日）
研修２日目は、朝から３つの会場に分かれて「実践編」が開講。参加者は午前と午後で、そのうち２つの講座を受講しました。グループワークを中心にした研修で、参加した皆さんはお互いの交流も深まったようです。
【Ａ】チームワーク・改善活動講座
講師：高村昌克氏（ボーイスカウト県連盟）
※職場で大切な“チームワーク”と“改善活動”を、ゲームを通して楽しく体験する研修
【Ｂ】思いやりの心育成講座
講師・坂井宗民氏（フューチャービジョン）
※企業人として楽しく働くために知ってほしい７つのルールを、お茶会で実践し身につける研修
【Ｃ】職場適応の円滑化講座
講師・蓑輪紀子氏（キャリアオフィスみのわ）
※ＳＰトランプを使って自分のパーソナリティ（行動特性）を理解することで職務や職場への適応や成長を促進する研修
そしてすべての日程を終えて閉講式へ。ゲストとしてお越しいただいた北陸大学経営学部の森田聡先生からの講評を頂きました。その後、金沢市労働政策課の村田英彦課長から修了証書の授与があり、「はなむけの言葉」を頂いて、最後は皆さんで記念撮影。こうして２日間の研修を終えた皆さんは、ほっとしたような明るい笑顔に・・・
４月からはそれぞれの会社で新しいスタートを切る皆さんです。どうか元気に頑張ってください。応援していますよ！
