令和5年度『役員研修会』が開催され、当協議会が日頃お世話になっている金沢市労働政策課の中西賢治課長から、「覧古考新」(らんここうしん)というテーマでご講演をいただきました。
「覧古考新」(らんここうしん)とは聞きなれない言葉ですが、「古い事柄を顧みて新しい問題を考察すること」「古いものを参考にして新しいもの考察するという」という意味だそうです。今回は中西課長が歩んでこられた市役所でのご経験を軸に、その時々の全国・地域の出来事を振り返るという内容でした。
ご講演ではバブル景気や消費税の導入、バブル崩壊による金融機関の破綻、リーマンショックなどの経済の変動だけでなく、石川国体や北陸新幹線の開業といった地元の出来事も交えながら、中西課長が市役所職員として関わってこられたお仕事から得たご経験を、大変わかりやすく話していただきました。
講演終了後の質疑応答では、参加者からの質問や感想にも丁寧に答えていただきました。
こうして今回の役員研修会は盛況のうちに閉会。参加された皆さん一人一人が、これまでの日本がたどってきた経済・社会の流れを振り返ることで、未来を担う若者たちの就職・採用を支援するという当協議会の役割を考える良い機会になったようです。
講師を務めていただいた中西課長には、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。