
令和6年度冬季講演会が開催され、ITAYA Farm代表で、障がい者雇用を促進する専門家として活躍する傍ら、障がいを持った方や高齢者が働き活動できるワインヴィレッジを目指して、一からワイン農場をつくりあげている藤島健一さんを講師にお招きし、「障がい者雇用に取り組む企業の課題」というテーマでご講演いただきました。
企業が障がい者の雇用に取り組むことは、多様性を大切にし、より良い社会をつくる一歩になります。また企業にとっても、障がいのある方が安心して働ける環境を整えることで新しい視点やアイデアが生まれ、職場の活性化にもつながります。すなわち誰もが働きやすい会社は、結果として企業の成長や信頼にもつながるのです。
そこで、今回の冬季講演会では、障害を持った人の雇用支援に携わり、また自らも障害を持った人たちが働ける場を提供するために、ぶどう栽培からワインづくりまでめざす「ITAYA Farm」を設立して活発な事業展開を続けている藤島健一さんを講師にお招きしました。
当日は講師の藤島さんが体調不良のため、急きょオンラインでのご講演になるというアクシデントがありましたが、それでも会場いっぱいに詰めかけた参加者は、熱心に藤島さんのご講演に耳を傾けていました。会場には藤島さんの活動を取材するために、テレビ局のカメラも・・・体調不良の中でも、藤島さんの熱い思いが伝わってくるご講演でした。
こうした藤島さんの情熱はスクリーン越しにも会場に伝わり、講演後の質疑応答の時間でも、「これからも頑張ってください!」というエールが送られていました。
そして講演会終了後は会場を別室に移し、新年懇親会として会員の皆さんの交流会です。
開会にあたっての当協議会・丹羽副会長の開会挨拶では、能登半島地震からの復興途上にある能登の皆さんに心を寄せながら、地域経済の担い手としての企業の事業活動、そして人材の採用を進めていくことの大切さに触れておられました。
開宴後はさっそく、出席者同士で名刺交換、また活発な情報交換が・・・そして最後は当協議会・林副会長の中締めで、盛況のうちに新年懇親会を終えることができました。
今回も講演会、そして懇親会に多数の会員のご参加をいただき、ありがとうございました。当協議会では、これからも会員企業の人材の採用活動、そして定着支援のために、さまざまな事業を実施してまいります。新しい年・令和7年も、どうぞよろしくお願いいたします。